韓国旅行や出張で仁川国際空港を利用する際、
「入国審査に時間がかかる」
と感じたことはありませんか?

実は2025年、仁川国際空港で日本人も自動入国審査「SES(Smart Entry Service)」を利用できるようになりました。

ただし、
「全部が一気に早くなる」
「空港の待ち時間がなくなる」
といった誤解も多い制度です。

この記事では、実際の空港動線を踏まえて、SESで何が変わり、何は変わらないのかを分かりやすく解説します。


SES(Smart Entry Service)とは?

SES(スマート・エントリー・サービス)とは、
事前にパスポート情報と顔・指紋を登録することで、
入国・出国審査を自動ゲートで行える制度です。

これまで一部国籍のみが対象でしたが、
日本人も正式に対象国として追加されました。

一度登録すれば次回からどうなる?

  • 初回のみ登録カウンターで手続き
  • 2回目以降は登録不要
  • そのまま自動入国審査ゲートへ直行可能

有効期限は、登録したパスポートの有効期限までです。


SESで本当に早くなるのは「入国審査」

結論から言うと、
**SESの最大のメリットは「入国審査の時間短縮」**です。

通常、仁川空港の外国人入国審査は
時間帯や曜日によっては 30分〜1時間以上 かかることもあります。

SESを利用すると、
数秒〜1分程度で通過できるケースも多く
体感的な差は非常に大きいです。

頻繁に韓国を訪れる方にとっては、
この入国時短だけでも登録する価値があります。


出国審査はどれくらい変わる?

一方、出国については少し冷静に見る必要があります。

仁川国際空港は、もともと
出国審査が比較的スムーズな空港です。

SESを利用すれば、
出国時も自動出国審査ゲートが使えますが、
入国時ほどのインパクトは感じにくいのが正直なところです。


保安検査(セキュリティチェック)は早くならない

ここは重要なポイントです。

SESは保安検査の時間短縮には一切関係ありません。

  • X線検査
  • 身体検査
  • 手荷物チェック

これらはSESとは別の管轄です。

仁川空港で最も混雑しやすいのは、
実はこの 保安検査エリア です。


金浦空港より仁川空港の方が早い場合も?

興味深いのが、金浦空港と仁川空港の比較です。

金浦空港は市内に近い反面、
現在SESには対応していません。

混雑時には、
金浦空港の入国審査で時間がかかるケースもあります。

一方、仁川空港は距離こそありますが、
SES+空港鉄道AREXを活用することで、
結果的にソウル市内へ早く到着できる可能性もあります。

最近では、
「金浦=早い、仁川=遠い」
とは言い切れなくなってきています。


YouTube動画で詳しく解説しています

この記事では概要をまとめましたが、
実際の空港内の流れや、
どこがボトルネックになるのかは、
動画の方が分かりやすい部分も多いです。

▶︎ 【動画】仁川空港SESを実体験目線で解説


まとめ|仁川空港SESはこんな人におすすめ

  • 仁川空港をよく利用する
  • 韓国へ何度も行く予定がある
  • 入国審査の待ち時間を減らしたい

SESは万能ではありませんが、
入国での時間短縮効果は非常に大きい制度です。

これから韓国旅行・出張を予定している方の
参考になれば幸いです。

ABOUT ME
こむぎのパパ
京都市生まれ、大学まで実家で過ごす。 外資系企業に就職し北海道から福岡まで5拠点での転勤と長年の単身赴任を経験。海外出張も多いおかげで、見分を広めることができました。 コロナをきっかけにブログを書き始め、定年1年前からは動画配信に興味をもちYouTube動画『こむパはこむぎのパパだから』を立ち上げました。 このブログ同様にYouTubeへもお立ち寄りいただき、チャンネル登録といいね!をお願いします。人生100年時代、まだまだ走り続けます~!