アラフィフは
定年へまっしぐら
こむパはこむぎ(白柴)のパパだから。
定年後の人生設計を50歳後半から始めたこむパ。
10年以上の単身赴任で鍛えた目利き。
そして定年後のお金の話。
今まで仕入れてきた情報と勉強してきたものを
自分の中で整理しています。
師匠からの手紙 PR

特別連載しかけ通信3 高知おせっかい協会

記事内に商品プロモーションを含む場合があります

高知県では、「人柄の良さ」を武器に外国人の受け入れに力を入れているという。
民間団体「高知おせっかい協会」(2014年設立)では、
お揃いのジャケットを着て、困っていそうな外国人を見つけたら声をかけます。

オセッカイストが外国人観光客を呼び込む

自らを「オセッカイスト」と名乗り、
オセッカイスト(「頼まれなくても世話を焼くこと」ができる人)認定事業のほか
次の2つを柱に活動を行っているそうです。(ネット調べ)

オセッカイストの活動

➀ 外国人旅行者へのおせっかい事業

・大型クルーズ客船が寄港した際に、
高知市の中心街を訪れる外国人観光客に対し、
パンフレットを配布したり、道案内等を積極的に声掛けします。
・まったく外国語が話せないオセッカイストも身振り手振りで道案内を行っています。

② 小売商店の商品表記の多言語化事業

・商店街を訪れる外国人観光客に対ししっかりと接客ができるように、
月に1度の「出張型」接客英会話個別講座を開催しています。
・各小売商店が抱える個別の課題やニーズに対し、
その店舗で接客教室を開催することで、
その店舗独自の外国語対応へのアドバイスや接客力の向上につなげています。
・また、商品表記の多言語化事業では、
日本語を外国語に翻訳する支援を行っており、
外国語に対応した飲食メニューや店内表示、商品説明の翻訳を行っています。

外国人観光客におむすび体験

気になった取り組みが「Let’s make OMUSUBI」
要するに、街を歩く外国人に声をかけて「おむすび体験」をさせるということ。
おむすびの「具」がいくつか用意され、説明用のポップが立てられます。
参加者は必ずしも語学が堪能なわけではなく、渡された会話集を手に挑戦。
英語塾の先生と生徒さんや、自主的に参加する高校生や大学生。
簡単な二部式の着物を借りて、全員和装でのおもてなし。

外国人観光客は作ったおむすびを笹の葉でつつみます。
次は折り紙で箸袋を折って作ります。
最後は、ミニ風呂敷を「結び」で仕上げる袋を指導。
布をあっという間に袋にしてみせます。
移動したフロアでは、高知大学茶道部の方々が抹茶を点てておもてなし。
戦国武将のいでたちをした「長宗我部鉄砲隊」のサプライズ参加で、写真撮影。

まねできないことではない取り組みですが、頭が下がります。

インバウンド観光客消費額の意外な相関関係

6月6日NHKニュース「おはよう日本」
日本を訪れる外国人旅行者の数は増え続けているが、
1人当たりの消費額は減少しているとのこと。
その中で、消費単価が過去3年間で全国で最も大きく伸びたのは高知県。
消費単価ランキングの1位東京、2位北海道、3位高知県、4位鹿児島県。高知県では、ターゲットは外国人の富裕層と考えて、港を整備し大型客船などを積極的に誘致しているということです。

その結果、外国客船の入港数は40回と3年で約5倍増加。乗客数2800人。
滞在時間わずか8時間、限られた時間にいかにお金を使ってもらうか。
そこで考え出されたのが消費のゴールデンルートということ。
バスターミナルまで無料で運び、高知城との間の商店街を歩かせて、
市民ボランティア・オセッカイストが案内するというもの。
最後に訪れる地元のデパートでは、外国人観光客のために
免税カウンターを設置して、商店街で買ったものも合わせて手続きしてくれる。
結果として、デパートの来客も急増した、というニュースでした。

再びオセッカイストへ深堀り

気になったのが「オセッカイスト」。
今回はこれを調べてみました。

まちぐるみ、全員参加の取り組みと言われても、
個人では何をしていいのかわかりません。
参加できる取り組みが複数用意されていること、
気軽に始められて、無責任に続けられること。
そういうしくみが求められているのではないかと思います。

3月までの、前職の時(師匠は地方行政のえらいさん)には、
自信をもって「こうします」と言い切れたことが、
「こうあるべきだと考えています」とか
「こうしてほしい」という言い方に変わりました。
もどかしいことではありますが、
その代わり、「夢」をお話しすることができるようになりました。

「夢」は口に出しただけでは叶いませんが、
口に出して、意見を言われて、議論することで前に進むのだと思っています。
「議論の種」になればうれしいということ。そういう話をさせてもらいます。

ただ聞いて、わかってもらいたいということではなく、
どうすれば実現するのかを一緒に考えてみてください。

こむパの所感~まさかの解散

非常に残念ですが『高知おせっかい協会』は令和二年に解散されたのだそうです。コロナ発生の翌年ですね。。。。でも高知県人のおせっかい気質は普遍だそうです。

おせっかいとは知らない人と触れ合う機会だと思います。旅行者が旅先で地元の人と触れ合うことは素晴らしい景色を見て、美味しい料理を食べるという醍醐味と同等の重大なファクターになるのだと思います。

夢に共感


また個人的に今回のメールでの最大の共感は『夢』です。
夢は自分の心の中で密かに思っているだけでなく、口に出していくスタイルが好きです。言霊をある意味で信じている僕は言葉に出して自分を奮い立たせる意味でも夢を語ることは大切だと思っています。

ABOUT ME
こむぎのパパ
中学時代の顧問の先生の影響で高校英語教師を目指す。 教育実習後、産休教師として夢の教職に就いたが挫折し半年で退職。 外資系企業に就職し最近は地方の支店長として日本各地を転々。 そのおかげたくさんの人や場所に触れ合うことができました。 野球は関西人のくせに生まれた時からドラゴンズブルーの血が流れています。