今回書きたかったテーマの一つ
サラリーマンの僕が60才という節目が近づくにつれて
どういう選択をしていこうかと悩んでいます。
まだ先の話だけど今から心の準備と
船の行き先を決めるためには
『目的地はここだ』と決めるのではなく
『他にもいろんな目的地があるけど、やはりここに行こう!』と
考えられるようにしたいと思っています。
目次
定年に関する会社の仕組み
会社は60才定年制を採用しており
誕生日のその日に定年を迎えて退職金を受け取ることになります。
60才定年後も同じ会社で雇用継続希望する人には
会社は一年更新の再雇用を実施し65才まで働くことができます。
再雇用時の雇用条件
給料
現役世代とは異なり再雇用になると月給が約20万円と
新入社員よりも安い金額での契約になっています。
具体的に再雇用者向けの就業規則の中では
個別交渉に基づいて合意した条件での雇用となっています。
実際にどの程度の会社の中での経歴や今までの貢献度や
これからの役割が給料に反映されるのかは
全くわかりません。(再雇用者は多く語ってくれません)
再雇用者へはボーナスがない
再雇用者向けの就業規則の中にはボーナスの項目がありません。
これが非常に痛いです。現役時代はボーナスで
日頃の赤字を埋めていましたから。
また住宅ローンをボーナス払い併用している人は
定年退職時に見直しが必要ですね。
具体的に再雇用時には年収ではどのくらい減るのか?
今いただいている年収に比べると
平均して4分の1くらいに減るのでは?と思ってます。
65才定年延長?
2025年4月から65才定年が義務化というのはうそ?
定年間近の諸先輩方からは
『君たちの時代からは65才に定年延長になるから給料も安泰だね』と
言われ続けてました。
以下の『就業規則あんしんサポート』さんのHPによると
全くの誤解だそうで、私の働いている会社では
既に導入済なので、今現在と同じ雇用条件(給料激減)で
再雇用されるのでは?と思います。(☟HPクリック)
前向きに対処しようと考えています
今までも色んな人生設計で
貯蓄や保険も考えていましたが
60才になった時、毎日どのように過ごしていくか?
このことをもう少し真剣に考えてみようと思い
今回は少し深堀りしていきます。
サラリーマン人生って出会った人によって変わる
大学卒業してから会社に入社して色んな事件が毎日のように
発生して目まぐるしくサラリーマン生活を過ごしてきました。
もちろん途中で挫折や失望もあり
何回も退職の二文字が頭によぎったことがありましたが
毎回立ち直ってきました。
苦しい事も多かったけど、その分楽しい事も倍増できました。
人によって傷つき、挫折感を与えられましたが
人によって救われ、またもう一度歩いていこうとパワーをもらいました。
僕の60才以降の夢
そんな僕もあと数年で節目の60才。
最近になって少しは心の余裕が出てきたのか
俯瞰的に自分自身を眺めることができるようになてきました。
そういう中で、定年後の生き方について考えるようにもなりました。
理想とする今後の生き方、基本方向性は以下の通りです。
- 前向きに楽しく過ごす
- 仕事はいつまでも体力の続く限りやりたい
- 過去の名声や栄光に縛られることなく、素直に生きたい。
この三つのことを念頭に考えていきます。
60才になったら再雇用?別の世界へチャレンジ?
現在の会社での立場
支店長という管理職の立場で会社経営、支店運営を実施し
スタッフの人心掌握などを得意とはしています。
定年後 会社はどう考えるかは知りませんが
いつまでもこの立場、役割をしててはいけないでしょう。
後輩たちにこのような業務を任せていくのが
企業としての正しい道だと思っています。
適任者が後輩の中にはいない
という人もいますが、それは誤解。
『ポストが人を育てる』と確信しています。
私も若くしてこの管理職に抜擢されましたが
最初は失敗の連続でした。
年上の部下からは疎ましがられたり
陰で批判も散々されてきました。
しかし10年以上管理職をやっていたおかげで
『あの人の下で働きたい』と言って
僕の支店に転勤希望をする人が多いと
人事部長から教えてもらいました。
60才定年再雇用選択時の僕の不安
心の葛藤
僕はその時になって、今まで自分の部下であった後輩の
組織の下で指示に従って自分の新しい業務を全うする
ということが必要になってきます。
また今まで部下であった後輩も
今度は元上司を使っていかなければなりません。
もちろん僕自身が
先輩風を吹かしてしまうようなことでは
組織は一挙に停滞していしまいます。
ちなみに僕の一番嫌いな言葉は
『俺の若いころは~』です。
ちゃんとこれだけは言わないように守り続けたいです。
モチベーション維持
更に管理職を長く続けていると
現場感覚がどんどん薄れていくものです。
取引先の方も元支店長に若手営業マン同様に
手厳しく注文をしてくれる人がいればいいのですが
それも遠慮が出てくるでしょう。
こんな風にだけは絶対になりたくない
またその中で先ほどお伝えした
給料の大幅減少により
『僕の仕事はこれくらいでいいんだ。このくらいの給料しか
もらってないんだから期待も誰もしてないよ』という
思いが芽生えてきたら
たちまち会社のお荷物になってしまう。
60才以降こそ美学をもって生きたい
『自らの行動を律する』
口ではわかっているのですが
人間は甘い生き物ですからね。
なってみないとわからない
というのが本当のところでしょう。