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「韓国っぽインテリア」の次のブームとなるか?ミドル・シニア世代のための韓国雑貨

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韓国ブームと言えば、僕の世代はやはり韓国ドラマ「冬のソナタ」や「ヨン様」が強烈な印象として残っています。文字通り綺羅星のごとく現れ、世のおば様方を魅了していましたよね。あれからもう20年。今、第4次韓国ブームが到来していると言われ、韓流旋風に吹かれているのは、Z世代をはじめとする若者のようです。そんな第4次韓国ブームについて僕が感じたことを書き留めつつ、その次に来るであろう第5次韓国ブームを僕なりに予想してみようと思います。

韓国ブームの変遷

日本と朝鮮半島の交流には実に2000年の歴史があり、様々な技術や文化が朝鮮半島を通じて日本に伝来し、また日本から朝鮮半島に伝わったものも多くあります。2009年に放送されたNHK「ETV特集 日本と朝鮮半島2000年」

は、古代の知られざる交流を、女優の笛木優子さんが探るというとても見ごたえのあるシリーズ番組でした。

もともと歴史的に深い関係を有する日本と朝鮮半島そして韓国ですが、現代日本において所謂「韓流ブーム」を巻き起こすようになったのは、2000年代に入ってからのことです。

第1次韓流ブーム

最初のブームは、2003~04年にNHKで放送された韓国ドラマ「冬のソナタ」がきっかけとなったと言われています。多くの中高年女性がロケ地巡りで韓国を訪れるようになり、また、ヨン様こと俳優のぺ・ヨンジュンさんを始め、それまで日本で一般的にはあまり知られてこなかった韓国人俳優が人気を集めるようになりました。

第2次韓流ブーム

その後、ドラマに続き人気を博したのがK-POPです。実は90年代に既にK-POPはアジアで注目されてはいたのですが、BIGBANGやKARAなどの韓国アイドルグループが日本に続々と進出し始めた2010年頃が第2次韓流ブームと言われています。韓国のミュージックシーンが日本の若い世代に浸透しました。

第3次韓流ブーム

K-POPはその後、日本の音楽界にすっかり定着し、TWICEやBTSなどK-POPを筆頭に韓流は日本やアジアだけでなくグローバルに進出していくことになります。そんな2016年頃から、SNS上では韓国風メイクアップのオルチャンメイクやチーズタッカルビなど、韓国の若者の嗜好がリアルタイムで日本に流入するようになります。第3次韓流ブームでは、SNSの普及を背景に、より若い世代をターゲットに、「韓国の今」がシームレスに受け入れられるようになってきました。

第4次韓流ブーム

そして、「第4次韓流ブーム」が新語・流行語大賞にノミネートされた2020年。コロナ禍で再び、韓流ブームが巻き起こりました。火付け役は、韓国ドラマ「愛の不時着」そして「梨泰院クラス」。韓国ドラマの人気は今やすっかり定着し、20年前では考えられないほど数多くの韓国ドラマや韓国映画を動画配信サービスで視聴できるようになりました。それ以外に第4次ブームを特徴づけるのがやはりオンラインショッピングでしょう。ECビジネスが加速したここ3年ほど、特に若い女性の間で、オルチャンファッションや韓国食品、韓国雑貨などが話題となり、日本にいながら数多くの韓国製品が手軽に購入できるようになりました。

今、韓国の何が流行りなのか?

そんな中でも、僕が特に勢いを感じるのは「韓国っぽインテリア」です。中高生から20代にかけて「韓国っぽ」と呼ばれるインテリアが流行っているらしいのです。

「韓国っぽ」とは?

いかにも若者言葉らしい「韓国っぽ」とは、つまり韓国風のおしゃれな感じということです。韓国っぽさを感じさせるようなおしゃれで可愛いものを形容するワードとして、SNSでよく登場しています。特にインスタでは、ハッシュタグの投稿件数を見ると「#韓国っぽ」は約23万件(2022年10月現在)と、かなりトレンドのようです。僕ら世代が、かつてニューヨークカジュアルやフランスのライフスタイルに魅力を感じたように、今のZ世代は韓国っぽい=おしゃれでかわいいと感じているようなのです。

流行りの「韓国っぽ」インテリア

中でも、僕が個人的に勢いを感じているのは韓国インテリアです。と言っても、そこに韓国の伝統を感じさせる要素は一切ありません。「韓国っぽ」インテリアと称されるのは、白やアイボリーを基調としたシンプルなナチュラル系の家具や雑貨です。人気ブームのきっかけは正確にはわからないのですが、もともとはSNSに投稿される韓国人インフルエンサーたちのライフスタイルが、日本の若者の間で話題となり、特に彼らの投稿する韓国カフェに見られるようなナチュラルインテリアが人気を得るようになったと、どこかで読んだことがあります。

「韓国っぽ」インテリアブームから僕が感じたこと

正直なところ、所謂「韓国っぽ」インテリアをSNS上で眺めてみても、それのどこが韓国らしいのか、また北欧インテリアとの違いも僕にはよくわかりません。でも、ナチュラル系インテリアが韓国っぽいと受け止められているのなら、若い世代の持つ韓国に対するイメージは、僕ら世代とは随分違うのでしょうね。国のイメージを変えるというのは並大抵のことではない気がしていましたが、時代の変化とともに新しいカルチャーが生み出され、価値観も少しずつ変わるにつれて、国の持つイメージも自然と変化してゆくものなのかもしれません。

次のブーム予想

そんなことを考えながら、第5次韓流ブームが来るとしたらどんなものだろうと、勝手気ままに次のブームを予想してみました。あくまでも僕の個人的な予想です。

ブームのターゲット

韓流ブームの変遷を辿ってみると、そのターゲットはより若年層へと遷移してきていることがわかります。今や韓国人気は中高生にまでも浸透しています。この傾向は今後も続くのでしょうか?すっかり定着したK-POPは、今後も若い世代を魅了し続けるでしょう。でも、ターゲットが更なる若年層へと向かっていくのかというと、それはどうでしょうか?僕は、逆に、ミドル・シニア世代が次のブームを牽引していくのではないかと予想しています。団塊世代のシニア、そしてそのジュニア世代がミドル層になってきている今、きっかけ次第で冬ソナ以来の新たな韓流ブームが再燃する可能性は大いにあり得ます。

僕が今注目しているインスタアカウント

現に、若者だけでなく、韓国の俳優や歌手の推し活をしているアクティブなミドル世代の方は多いですよ。僕の周囲を見ても、韓国ドラマを韓国語で理解したいと、韓国語を本格的に勉強している方もかなり増えているように思います。
そんなシニア・ミドル世代の韓国ファンが集まるSNSの中で、今、僕が個人的に注目しているのが、「梅と木もれ日」というインスタアカウント。韓国で製造された”MADE in KOREA”の家庭用品を輸入販売するセレクトショップ「梅と木もれ日」が運用するアカウントで、とにかく見ていて飽きないのです。というのも、「韓国っぽ」とは対極のカラフルで華やか、そして洗練された印象のファブリック製品を販売していて、日本にありそうでなかったデザインばかり。まだオープンして間もないせいか商品数は少ないものの、それだけに商品紹介をひとつずつ丁寧に展開している様子に、投稿されるとついつい見に行ってしまいます。


気になったのでちらっとお店に問い合わせてみたところ、やはり40代以上の大人が楽しめる韓国インテリアをコンセプトにしているとの回答でした。ハイクオリティ且つ、日本国内ではまだあまり知られていない韓国製品で、作り手の思いが伝わるようなものを、店主自らセレクトし輸入販売しているようです。


半世紀以上の人生経験を積み知識も豊富なシニア・ミドル世代だからこそ、こういった審美眼のあるショップが大人世代の関心を集めるのだと思います。それに、画一的な大量生産品ではなく、作り手の思いの伝わるような商品というのが、温かみがあっていいですね。これだけ様々な韓国商品を日本にいながら買えるようになった今、それでもまだ日本に紹介されていないものを発掘していくということなので、これからどんな商品が販売されていくのか、ひそかに楽しみにしています。

“MADE in KOREA”のセレクトショップ 梅と木もれ日

 

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こむパ
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ブームの発信源がF1世代中心であった韓流ブーム。

今後はシニア・ミドル層が新たな火付け役になっていくのかもしれません。

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最後までお読みいただきありがとうございました。






 

 

ABOUT ME
こむぎのパパ
中学時代の顧問の先生の影響で高校英語教師を目指す。 教育実習後、産休教師として夢の教職に就いたが挫折し半年で退職。 外資系企業に就職し最近は地方の支店長として日本各地を転々。 そのおかげたくさんの人や場所に触れ合うことができました。 野球は関西人のくせに生まれた時からドラゴンズブルーの血が流れています。

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