【緊急】7月から燃油サーチャージ大幅値上げ!欧米往復+18,000円、100円航空券にも注意

2026年7月から8月に発券する国際線航空券で、燃油サーチャージが大幅に値上げされます。
特に大きいのは、北米・欧州・中東・オセアニア方面です。
JAL日本発の主な例では、片道56,000円から65,000円になります。
片道で9,000円。
往復では1人18,000円の負担増です。
家族4人なら、往復で72,000円の負担増になります。
これは、海外旅行を考えている方にとってかなり大きな金額です。
しかも大切なのは、燃油サーチャージは「旅行に行く日」ではなく、「航空券を買う日」、つまり発券日で決まるということです。
同じ旅行でも、6月中に発券するのか。
7月以降に発券するのか。
それだけで支払う総額が変わることがあります。
今回、この内容についてYouTubeでも緊急解説動画を作りました。
動画では、実際の表やフリップを使って、7月以降の値上げ幅、LCCが苦しい理由、100円航空券を見るときの注意点、9月以降の見通しまで解説しています。
この記事では、その内容をブログでもわかりやすく整理していきます。
目次
7月から燃油サーチャージはどれだけ上がるのか
今回の燃油サーチャージは、2026年7月1日から8月31日までに発券する航空券が対象です。
JAL日本発の主な例では、次のようになります。
| 方面 | 6月発券(片道) | 7〜8月発券(片道) | 往復差額 |
|---|---|---|---|
| 韓国 | 6,500円 | 7,400円 | +1,800円 |
| 東アジア | 14,200円 | 16,900円 | +5,400円 |
| 東南アジア | 29,600円 | 35,000円 | +10,800円 |
| ハワイ等 | 34,700円 | 40,400円 | +11,400円 |
| 北米・欧州・中東・オセアニア | 56,000円 | 65,000円 | +18,000円 |
金額はお一人様、一区間、片道あたりの燃油サーチャージです。
欧米方面では、片道で9,000円上がります。
往復で見ると、1人18,000円の負担増です。
夫婦2人なら36,000円。
家族3人なら54,000円。
家族4人なら72,000円。
航空券そのものの運賃だけでなく、燃油サーチャージだけでここまで変わるのです。
なぜ7月から大幅値上げになったのか
理由は大きく2つあります。
ひとつは、ジェット燃料の価格が上がったことです。
もうひとつは、円安です。
燃油サーチャージは、航空会社が感覚で決めているものではありません。
日本発の国際線では、シンガポールケロシンというジェット燃料の市況価格をもとにしています。
そこに為替を掛け合わせて、日本円での基準額を出します。
今回の7〜8月発券分は、2026年4月から5月の2カ月平均が使われています。
この期間のシンガポールケロシンの平均価格は、1バレル178.21米ドルでした。
為替平均は、1ドル158.85円です。
その結果、円貨換算額は28,308円になりました。
前回の5〜6月発券分では、2〜3月平均のシンガポールケロシンが146.99米ドルでした。
為替平均は156.99円です。
つまり、前回より燃料価格が上がり、為替もやや円安方向に動いたことになります。
燃料が高い。
円で見るとさらに高い。
その結果、燃油サーチャージが上がった。
これが今回の大幅値上げの流れです。
燃油サーチャージは「搭乗日」ではなく「発券日」で決まる
ここが旅行者にとって一番大事なポイントです。
燃油サーチャージは、飛行機に乗る日ではなく、航空券を発券した日で決まります。
たとえば、同じ夏休みの旅行でも、6月中に航空券を買うのか。
7月に入ってから航空券を買うのか。
それだけで、支払う総額が変わることがあります。
旅行日が同じでも、発券日が違えば適用される燃油サーチャージが違うのです。
ただし、ここで注意があります。
燃油サーチャージが上がる前に急いで買えば、必ず得というわけではありません。
安い航空券ほど、変更やキャンセルの条件が厳しいことがあります。
予定が変わる可能性がある方は、燃油サーチャージだけで判断せず、航空券の総額と変更条件を必ず確認してください。
LCCはなぜ特に苦しいのか
燃油高は、どの航空会社にとっても大きな負担です。
ただ、特に苦しくなりやすいのがLCCです。
LCCは、基本運賃を安く見せて、お客様に選んでもらうビジネスモデルです。
100円
500円
1,000円
こうしたインパクトのあるセール運賃を出して、まず注目を集めます。
しかし、飛行機を飛ばすためのジェット燃料は必ず必要です。
LCCだから燃料が極端に安くなるわけではありません。
燃料価格が上がれば、フルサービスキャリアもLCCも、費用負担は重くなります。
ただ、LCCは安さを前面に出している分、運賃本体を簡単に上げにくい。
ここが苦しいところです。
さらに、旅費全体が高くなると、海外旅行を控える人も出てきます。
航空会社としては、少しでも座席を埋めたい。
そこで、100円や数百円のような目を引く運賃を出して、まず検索してもらう。
予約画面まで来てもらう。
これはLCCにとって大切な販売戦略です。
ただし、席が埋まれば必ず儲かるという単純な話ではありません。
燃料費が高い。
為替も厳しい。
空港関連費用や人件費も上がる。
こうなると、満席に近く飛ばしても、利益はかなり削られます。
100円航空券でも、支払総額は100円ではない
実際に、過去のLCCセールでは、福岡からソウル・仁川まで片道100円という運賃も出ていました。

*抜粋記事:TRAICY 2026年5月19日付掲載より
ただし、これは航空運賃の部分です。
燃油サーチャージ
空港税
旅客施設使用料
各種手数料
こうしたものは別にかかります。
つまり、表示されている100円だけを見て「これは安い」と判断すると、最後の支払い画面で驚くことがあります。
ここは本当に大切です。
航空券を見るときは、表示運賃だけで判断しない。
必ず支払総額を見る。
これが、燃油サーチャージが高い時期の航空券選びの基本です。
特にLCCの場合は、座席指定、手荷物、決済手数料などが別料金になることもあります。
最終的にいくら払うのか。
ここを確認してから判断してください。
9月以降は少し落ち着くのか
では、9月以降の燃油サーチャージはどうなるのでしょうか。
ここは、まだ正式発表前です。
ですので、断定はできません。
ただし、判断材料はあります。
9〜10月発券分は、その前の対象期間のシンガポールケロシン価格と為替を見て決まっていきます。
動画でもお話ししましたが、6月上旬のジェット燃料価格は、4〜5月の高い水準から少し落ち着いてきた動きもあります。
このまま6月、7月の平均が落ち着いてくれば、9月以降の燃油サーチャージは少し落ち着く可能性があります。
ただし、為替にも注意が必要です。
燃料価格が少し下がっても、為替がさらに円安に振れれば、円貨換算では高くなります。
ですので、今の段階で「9月から下がります」とは言えません。
現時点では、断定はできないが少し期待。
このくらいの見方が現実的だと思います。
海外旅行を考えている人が今見るべきポイント
今回の値上げを受けて、海外旅行を考えている方が見るべきポイントは3つです。
まず、燃油サーチャージ込みの支払総額です。
航空券の表示運賃だけで判断してはいけません。
次に、発券日です。
燃油サーチャージは搭乗日ではなく発券日で決まります。
最後に、変更・キャンセル条件です。
安い航空券ほど、予定変更に弱いことがあります。
特に夏休みや秋以降の海外旅行を考えている方は、価格だけでなく条件も含めて確認してください。
YouTubeでも詳しく解説しています
今回の内容は、YouTubeでも緊急解説しています。
ブログでは文章で整理していますが、動画では実際のフリップを使って、
7〜8月発券分でどれだけ上がるのか。
なぜここまで上がったのか。
LCCがなぜ苦しいのか。
100円航空券のどこを見るべきなのか。
9月以降に少し期待できるのか。
この流れで解説しています。
また、燃油サーチャージがなぜ上がるのか。
ジェット燃料はなぜ高いのか。
なぜ航空会社は簡単に燃料を増やせないのか。
このあたりは、第2話でも詳しく解説しています。
第2話もあわせてご覧いただくと、今回の値上げの背景がより理解しやすくなります。
まとめ:7月以降に航空券を買う人は「発券日」と「総額」に注意
2026年7月から8月発券分の燃油サーチャージは、大幅値上げになります。
特に北米・欧州・中東・オセアニア方面では、片道56,000円から65,000円になります。
往復では1人18,000円の負担増です。
家族4人なら、72,000円の負担増になります。
理由は、4〜5月のシンガポールケロシン価格が高かったこと。
そして、円安の影響が重なったことです。
また、LCCでは100円航空券のようなセール運賃もあります。
しかし、100円はあくまで航空運賃の部分です。
燃油サーチャージや空港税、諸費用を含めた支払総額を必ず確認してください。
9月以降については、まだ正式発表前です。
6月上旬のジェット燃料価格が少し落ち着いていることを考えると、少し期待はあります。
ただし、為替次第では再び押し上げられる可能性もあります。
海外旅行を少しでも賢く楽しむために、航空券は運賃だけでなく、総額、発券日、条件まで見て判断しましょう。
よくある質問
燃油サーチャージはいつの金額で決まりますか?
燃油サーチャージは、飛行機に乗る日ではなく、航空券を発券した日で決まります。
同じ旅行日でも、6月中に発券するのか、7月以降に発券するのかで、支払総額が変わる場合があります。
7月からどのくらい上がりますか?
JAL日本発の主な例では、北米・欧州・中東・オセアニア方面が片道56,000円から65,000円になります。
片道で9,000円、往復で1人18,000円の負担増です。
100円航空券なら本当に100円で乗れますか?
いいえ。
100円は航空運賃の部分です。
燃油サーチャージ、空港税、旅客施設使用料、各種手数料などが別にかかります。
航空券を見るときは、表示運賃ではなく支払総額を確認してください。
LCCはなぜ燃油高に弱いのですか?
LCCは安い基本運賃を前面に出して集客するビジネスモデルです。
しかし、飛行機を飛ばすためのジェット燃料は必ず必要です。
燃料費が上がっても、運賃本体に簡単に転嫁しにくいところが苦しい点です。
9月以降の燃油サーチャージは下がりますか?
現時点では正式発表前なので断定はできません。
ただ、6月上旬のジェット燃料価格が少し落ち着いてきているため、このまま推移すれば少し落ち着く可能性はあります。
ただし、為替が円安に振れると押し上げ要因になります。



