アウトランダーPHEV(GG2W)の駆動用バッテリーを、保証により無償交換していただきました。約100万円相当といわれる駆動用バッテリーを交換してから約8か月。満充電時のEV航続可能距離は48kmと表示され、警告表示や走行上の不具合もありません。今回は、交換後の状態や補機バッテリーとの違い、自宅での200V充電について実体験から紹介します。

交換から約8か月後、満充電時のEV航続可能距離は「48km」と表示されました。警告表示や目立った不具合もなく、現在まで問題なく走れています。

ただし、この48kmは必ず走れる距離でも、バッテリー容量そのものを表す数値でもありません。そこでトリップメーターをゼロにして、実際にどこまでEV走行できるのかを確かめることにしました。

先に結論|交換8か月後も不具合なし、満充電表示は48km

今回確認できた内容を先にまとめます。

  • 車両:三菱アウトランダーPHEV(GG2W)
  • 駆動用バッテリー:保証期間内に無償交換
  • 交換時期:1月
  • 確認時期:交換から約8か月後
  • 満充電時のEV航続可能距離表示:48km
  • メーター確認時の外気温:27℃
  • エアコン:オフ
  • 走行距離:63,347km
  • 警告表示や走行上の不具合:今のところなし

実際に走れた距離については、今回の動画では結論を出していません。日常の走行を続けながら確認し、次の動画と記事で結果を紹介します。

▼実際の車両とメーターの様子はこちら

なぜ駆動用バッテリーを無償交換できたのか

私のGG2Wは、保証期間内にディーラーで駆動用バッテリーを測定してもらったところ、容量残存率がその車両に適用される保証基準を下回りました。そのため保証対象となり、駆動用バッテリーを無償で交換していただきました。

ここで大切なのは、「中古のGG2Wを買えば、誰でも無料で新品バッテリーに交換してもらえる」という話ではないことです。保証の有無や基準、期間、走行距離などは、年式・型式・登録時期・車両状態・保証制度によって異なります。

三菱自動車の現在の案内では、PHEVの駆動用バッテリー容量保証について期間や走行距離、容量基準が示されています。ただし、過去モデルに同じ条件がそのまま当てはまるとは限りません。中古車を検討している方は、車台番号を伝え、対象車両に適用される保証条件を販売店へ確認するのが確実です。

参考:三菱自動車「PHEVとは」駆動用バッテリー保証

参考:三菱自動車「駆動用バッテリー保証」

「駆動用バッテリー」と「補機バッテリー」は別物

アウトランダーPHEVには、役割の違う2種類のバッテリーがあります。今回、約100万円相当で保証交換されたのは、モーターを動かしてEV走行するための「駆動用バッテリー」です。

一方の「補機バッテリー」は、一般的な自動車にも使われている12Vバッテリーです。車両システムの起動や電装品などに使われ、駆動用バッテリーとは別に管理・交換します。

項目駆動用バッテリー補機バッテリー
主な役割モーターを動かしてEV走行する車両システムの起動や電装品に給電する
今回の対応保証基準に該当し無償交換約7年間未交換だったため有償交換
金額約100万円相当と説明を受けたディーラー見積額69,080円
交換後約8か月、不具合なし交換後は問題なし

補機バッテリーの見積額69,080円は、部品代63,800円と工賃5,280円を合わせた金額でした。車種・仕様・販売店・交換時期によって金額は変わるため、あくまで私の車両での見積例です。

補機バッテリーは適合確認が必要なので、価格だけで選ばず、型式や年式を伝えてディーラーや専門店へ確認することをおすすめします。

【画像3:補機バッテリーの見積書。氏名、住所、車台番号などの個人情報は必ず隠す】

満充電の「48km」は本当に走れる距離なのか

メーターに表示されるEV航続可能距離は、バッテリー容量を直接表示した数字ではありません。直近の運転状況、速度、坂道、気温、エアコンの使用などをもとにした「予測値」です。

今回の確認ではエアコンを切った状態で48kmと表示されましたが、実走行では条件によって短くも長くもなる可能性があります。そのため、トリップメーターをゼロにして、普段の使い方でどこまで走れるのかを試しています。

「48kmと表示されたから、必ず48km走れる」という意味ではありません。反対に、表示距離だけを見てバッテリーが劣化したとも判断できない点には注意が必要です。

同じGG2Wに乗っている方は、季節とエアコンの使用状況も添えて、満充電時に何kmと表示されるかコメントで教えてください。

自宅では23時から翌朝6時までタイマー充電

自宅では、車両のタイマー充電を23時から翌朝6時までに設定しています。充電後は車両側からコネクターを外し、続いて自宅の200Vコンセントからプラグを外しています。

動画では、充電を外すところから始動、満充電表示、トリップメーターのリセットまでを実際に撮影しました。操作の流れを映像で確認したい方は、動画もあわせてご覧ください。

【画像4:ナビ画面の「タイマー充電 23:00–06:00」】

200V充電コンセントは、部材購入と工事依頼を分けた

わが家で使っているのは、パナソニックのEV・PHEV充電用屋外コンセント「WK4422S」です。カバー付きで、200V用として設置しています。

私はコンセントをAmazonで用意し、「くらしのマーケット」で対応可能な業者を探して工事のみを依頼しました。私の場合は、機器と工事がセットになった提案と比べて、半額近くで設置できました。

ただし、同じ方法で必ず安くなるわけではありません。配線距離、分電盤の状態、専用回路の有無、建物の構造などで工事内容と料金は変わります。また、施主支給の部材に対応しているかも、依頼前に確認が必要です。

200Vコンセントの設置は、資格を持つ電気工事業者へ依頼してください。部材だけを購入して、自分で配線・設置することは避けましょう。

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詳しい費用、業者の探し方、依頼時に確認したことは、別の記事で紹介する予定です。

中古のGG2Wを検討するなら確認したい6項目

今回の経験から、中古のアウトランダーPHEVを選ぶときは、車両価格や走行距離だけでなく、次の項目も確認した方がよいと感じました。

  1. その車両に適用される駆動用バッテリー保証の残り
  2. 駆動用バッテリーの容量測定結果や点検記録
  3. 駆動用バッテリーの交換・修理履歴
  4. エンジンオイルなどの整備履歴
  5. 補機バッテリーの交換時期
  6. 充電ケーブルの有無と、自宅で充電できる環境

私の車両は、前のオーナーさんがエンジンオイル交換などを丁寧に続けていたようで、その記録も購入後の安心材料になりました。PHEVはモーター走行が中心でもエンジンを搭載しているため、通常の整備履歴も軽視できません。

購入前に容量測定が可能か、保証の名義や継承に手続きが必要かも販売店へ確認してください。無償交換を前提に中古車を選ぶのではなく、「現在の状態」と「今後使える保証」を分けて確認するのが大切です。

交換後8か月の率直な感想

駆動用バッテリーを交換してから約8か月。今のところ警告表示もなく、EV走行の静かさと力強い加速を楽しめています。

普段は自宅で充電し、遠出やキャンプでは必要に応じてガソリンも使える。この柔軟さが、私がPHEVを選んでよかったと感じる理由の一つです。

もう一つの理由は停電対策ですが、給電できる電力や必要な機器、安全な使い方は分けて整理する必要があります。ここは別の動画と記事で詳しく紹介します。

よくある質問

GG2Wなら駆動用バッテリーを無料交換してもらえますか?

すべてのGG2Wが対象になるわけではありません。年式、登録時期、走行距離、保証の状態、ディーラーでの測定結果などによって判断されます。車台番号をもとに、三菱自動車の販売店へ確認してください。

満充電表示48kmなら、実際にも48km走れますか?

表示は直近の走行状況、気温、エアコン使用などから計算された予測値です。必ず48km走れるとは限らないため、今回はトリップメーターをリセットして実走行で確認しています。

駆動用バッテリーと補機バッテリーは同じものですか?

別物です。駆動用バッテリーはEV走行用、補機バッテリーは車両システムの起動や電装品用です。今回、駆動用は保証で無償交換、補機用は有償で交換しました。

自宅に200Vコンセントがあれば充電できますか?

車両や充電ケーブルに適合した専用の充電設備と、安全な配線・回路が必要です。現場ごとに条件が異なるため、資格を持つ電気工事業者へ相談してください。

駆動用バッテリー交換後に不具合はありましたか?

交換から約8か月が経過した時点では、警告表示や走行上の不具合は出ていません。満充電時のEV航続可能距離は48kmと表示されました。

まとめ|表示距離だけでなく、実走行と整備記録を見る

アウトランダーPHEV(GG2W)の駆動用バッテリーを保証で無償交換し、約8か月後も問題なく走れています。満充電時の表示は48kmでしたが、本当に走れる距離は使用条件によって変わります。

中古PHEVを検討するときは、表示距離だけで判断せず、容量測定結果、保証条件、交換履歴、補機バッテリーやエンジンの整備履歴まで確認するのがおすすめです。

実走行でどこまで走れたのかは、次回の動画と記事で報告します。チャンネル登録をして、結果をお待ちいただけるとうれしいです。

▼動画を見る

▼YouTubeチャンネル「こむパはこむぎのパパだから」

※本記事は私の所有車での体験です。表示距離、交換費用、保証内容は車両・年式・販売店・点検結果・使用状況などによって異なります。最新かつ対象車両固有の条件は、メーカーおよび販売店へご確認ください。

ABOUT ME
こむぎのパパ
京都生まれ。外資系航空会社で長年勤務し、全国各地で営業・マネジメントを経験してきました。現在は定年後の再雇用という新しい働き方をしながら、60代からの暮らし方や人生の楽しみ方を発信しています。 このブログ「こむパの目利き」では、海外旅行、航空業界の裏話、空港・飛行機の楽しみ方、定年後の生き方、ガジェット、車、アウトランダーPHEV、愛犬との暮らしなど、実体験をもとに役立つ情報を紹介しています。 同世代の方には定年後の生活を前向きに楽しむヒントを、これから管理職を目指す方には仕事や人との向き合い方をお届けできれば嬉しいです。