ボズ・スキャッグス名古屋公演2026感想|82歳目前の歌声とギターに60歳の私がもらった元気

目次
- 1 ボズ・スキャッグス名古屋公演に行ってきました
- 2 15歳の頃に出会ったボズ・スキャッグス
- 3 大学時代に大阪フェスティバルホールで見た記憶
- 4 行く前には少し不安もあった
- 5 82歳目前とは思えない歌声
- 6 「We’re All Alone」が“オーラロン”に聞こえる理由
- 7 AORだけではない、ブルースとR&Bの人
- 8 82歳目前のギターに刺激を受けた
- 9 60歳からでも、まだ始められる
- 10 なぜ私はクラシックギターを選んだのか
- 11 少し良いギターを選んだ理由
- 12 私が選んだYAMAHA CG192C
- 13 CG192CとCG192Sで迷った理由
- 14 chuya-onlineで納得できる価格で購入
- 15 観客席にも人生があった
- 16 ボズ・スキャッグス名古屋公演セットリスト
- 17 コンサート後に聴き直したくなった作品
- 18 60歳の私が82歳目前のボズからもらったもの
- 19 定年後は、懐かしいものに会いに行く時間
- 20 まとめ|60歳からでも、人生はまだまだ面白い
- 21 まとめ
ボズ・スキャッグス名古屋公演に行ってきました
2026年5月26日、岡谷鋼機名古屋公会堂で行われたボズ・スキャッグス ONE FOR THE ROADに行ってきました。15歳の頃に出会ったAORの名曲、大学時代に観た大阪フェスティバルホールでの記憶、そして82歳目前とは思えない歌声とギター。さらに、60歳からクラシックギターを始めた私にとって、今回のコンサートは「まだまだ人生は楽しめる」と背中を押してくれる時間になりました。
会場は名古屋の岡谷鋼機名古屋公会堂。
開演は19時。
チケットはS席17,000円、A席16,000円でした。
昔のコンサート代を思うと、やはり高くなったなと感じます。

私が大学生の頃に外国人アーティストのコンサートへ行った時は、たしか8,000円くらいだった記憶があります。
当時も高いと思っていました。
でも、今は17,000円。
物価も変わり、時代も変わりました。
そして私自身も、学生から60歳になりました。
今回の公演は『Silk Degrees』50周年という節目の年の来日ツアーでもあります。
『Silk Degrees』は1976年の名盤で、「Lowdown」「Lido Shuffle」「It’s Over」「What Can I Say」、そして「We’re All Alone」などが収録されています。公式サイトでも50周年記念盤が紹介されています。
まさに、ボズ・スキャッグスの半世紀以上にわたる音楽人生を振り返るようなコンサートでした。
15歳の頃に出会ったボズ・スキャッグス
私がボズ・スキャッグスに出会ったのは、中学生の頃だったと思います。
私は1965年生まれです。
1980年前後、ちょうど15歳くらいの時期に、洋楽への憧れが強くなっていきました。
その頃に耳にしたボズ・スキャッグスの音楽は、私にとって少し大人の音楽でした。
都会的で、洗練されていて、でもどこか哀愁がある。
いわゆるAORという言葉で語られることが多いボズ・スキャッグスですが、私にとっては単なるおしゃれな音楽ではありませんでした。
リズムアンドブルース。
ブルース。
ソウル。
そういう根っこの部分がありながら、それが洗練された形で聴こえてくる。
だからこそ、若い頃の私の耳にも強く残ったのだと思います。
今の若い人には、AORという言葉自体が少し古く聞こえるかもしれません。
でも私の世代にとっては、AORはただの流行ではありませんでした。
背伸びして聴いた音楽。
大人の世界を少しだけのぞかせてくれた音楽。
そして今聴いても、心のどこかをやさしく揺らしてくれる音楽です。
大学時代に大阪フェスティバルホールで見た記憶
ボズ・スキャッグスのコンサートに行ったのは、今回が初めてではありません。
大学時代にも一度、大阪のフェスティバルホールで観ています。
最初は、誰と行ったのか思い出せませんでした。
40年以上も前のことです。
でも、よくよく考えてみると、当時家庭教師をしていた生徒さんと一緒に行った記憶があります。
今思い出すと、なんとも不思議な組み合わせです。
でも、それもまた若い頃の思い出です。
あの頃、外国人アーティストのコンサートは本当に特別なイベントでした。
インターネットもありません。
YouTubeもありません。
今のように、海外アーティストの映像をいつでも見られる時代ではありませんでした。
だからこそ、実際に会場で本人の歌を聴くことには、大きな価値がありました。
あれから40年以上。
まさか60歳になって、もう一度ボズ・スキャッグスを名古屋で観ることになるとは思っていませんでした。
行く前には少し不安もあった
正直に言うと、今回のコンサートに行く前は少し不安もありました。
ボズ・スキャッグスは1944年6月8日生まれ。
今回の名古屋公演時点では81歳で、2026年6月には82歳になります。
「もうかなり年齢を重ねているはずだけど、今でも本当に歌えるのだろうか」
「声量は大丈夫なのだろうか」
「昔のイメージのまま聴きに行くと、少し寂しい気持ちになるのではないか」
そんな失礼な心配も、正直ありました。
でも、その不安はコンサートが始まってすぐに消えました。
82歳目前とは思えない歌声
コンサートは、おそらく100分近いステージだったと思います。
途中休憩はありません。
それでもボズ・スキャッグスは歌い続けました。
しかも、ただ懐かしい曲を並べるだけではありません。
声に力があります。
声量もあります。
そして何より、裏声の使い方が本当に美しい。
若い頃のように張り上げるだけの歌ではありません。
年齢を重ねたからこその深みがあります。
無理に若作りをしているわけではありません。
でも、決して衰えた印象でもありません。
むしろ、長い時間をかけて磨かれた声でした。
「歌い続けてきた人の声」というのは、こういうものなのかもしれません。
若さだけでは出せない味。
経験を重ねた人だけが持つ余白。
その両方がありました

「We’re All Alone」が“オーラロン”に聞こえる理由
今回あらためて感じたことがあります。
それは、ボズ・スキャッグスの英語の発音です。
昔から私は「We’re All Alone」を聴くたびに、どうしても「オーラロン」のように聞こえていました。
もちろん、英語としては “We’re All Alone” です。
でもボズが歌うと、単語と単語の境目がなめらかにつながり、独特の響きになります。
最初は、自分の耳がそう聞いているだけなのかなと思っていました。
ところが、あらためて調べてみると、ボズ・スキャッグスはオハイオ州カントン生まれですが、幼少期からオクラホマ、テキサスで育っています。
10代の頃にはブルース、R&B、初期のロックンロールに深く親しみ、ダラスの学校時代には地元のバンドでも演奏していたそうです。
つまり、単純に「西海岸の標準的なアメリカ英語」というだけでは語れない人なのだと思います。
ボズの声には、南部の空気やブルース、R&Bの響きがどこかに混ざっている。
だから「We’re All Alone」が、私の耳には「オーラロン」のように聞こえるのかもしれません。
これは、今回の私にとって大きな発見でした。
英語がきれいかどうかではありません。
歌として心に残る発音なのです。
単語をはっきり分けるのではなく、音と音が溶け合っていく。
その感じが、ボズ・スキャッグスの魅力なのだと思います。
AORだけではない、ブルースとR&Bの人
ボズ・スキャッグスというと、どうしてもAORの代表格として語られることが多いです。
もちろん、それは間違いではありません。
『Silk Degrees』の洗練されたサウンドは、まさにAORの名盤です。
でも今回のコンサートを聴いて、私はあらためて思いました。
ボズ・スキャッグスは、単なるAORの人ではありません。
その奥には、ブルースがあります。
R&Bがあります。
ソウルがあります。
公式プロフィールでも、彼の音楽的な土台としてブルース、R&B、ロックンロールへの深い関わりが紹介されています。
だからこそ、流行り廃りで終わらないのだと思います。
おしゃれなだけの音楽なら、40年以上経つと古く感じるかもしれません。
でも、ボズの音楽は今聴いても古びません。
それはきっと、表面の洗練だけでなく、音楽の根っこに人間臭さがあるからです。
若い頃の私は、そこまで深く考えずに聴いていました。
でも60歳になった今、やっと少しわかる気がします。
私がボズ・スキャッグスに惹かれ続けてきた理由は、AORの美しさだけではなかったのです。
その奥にあるブルースやR&Bのにじみ。
そこに、ずっと心をつかまれていたのだと思います。
82歳目前のギターに刺激を受けた
今回のコンサートで、歌声と同じくらい刺激を受けたのが、ボズ・スキャッグスのギターでした。
ステージでは、ギターを弾く場面もありました。
ソロのような演奏もありました。
もちろん、プロのアーティストですから上手いのは当然です。
でも、82歳目前であれだけ自然にギターを弾いている姿を見ると、やはり心を動かされます。
私は今年からギターの練習を始めました。
まだまだ初心者です。
指板を見て、TAB譜を見て、指を動かしているだけで頭が混乱することもあります。
正直なところ、60歳から始めたギターをどこまで続けられるのだろうと思っていました。
頑張っても、せいぜい10年くらい楽しめればいいのかな。
そんなふうに考えていた部分もあります。
でも今回、82歳目前のボズ・スキャッグスがステージで歌い、ギターを弾き、観客を楽しませている姿を見て、考え方が変わりました。
「ああ、ギターは一生の趣味にできるんだ」
そう思えたのです。
60歳からでも、まだ始められる
60歳から何かを始める時、人はどうしても考えてしまいます。
今さら遅いのではないか。
若い頃からやっている人には追いつけないのではないか。
どこまで上達できるのだろうか。
私もそうでした。
でも、ボズのステージを見て思いました。
大事なのは、若い人と競うことではありません。
プロのように上手くなることでもありません。
自分のペースで続けること。
好きな音を少しずつ出せるようになること。
昨日より今日、今日より明日、ほんの少しでも前に進むこと。
それで十分なのだと思います。
今回のコンサートは、昔好きだったアーティストに再会する時間であると同時に、これからの自分の趣味に背中を押してもらう時間でもありました。
なぜ私はクラシックギターを選んだのか
私が今年から始めたのは、アコースティックギターでもエレキギターでもなく、クラシックギターです。
理由ははっきりしています。
ストロークで「ジャーン、ジャーン」と弾き語りをしたかったわけではありません。
誰かとバンドを組みたかったわけでもありません。
セッションをしたかったわけでもありません。
私がやりたかったのは、指で弾いて、美しい音色を自分の手で奏でることでした。
1本のギターで、メロディも伴奏も表現する。
いわゆるソロギターのような世界に憧れがありました。
派手さよりも、静かに響く音。
誰かに見せるためというより、自分の時間を豊かにする音。
そういう音を出してみたかったのです。
クラシックギターは、指弾きのごまかしがききにくい楽器だと思います。
右手の指の当たり方。
左手の押さえ方。
少しの力の入り方。
それだけで音が変わります。
初心者の私には、正直かなり難しいです。
でも、だからこそ挑戦しがいがあります。
60歳から始めるなら、もっと簡単に楽しめるものを選ぶという考え方もあります。
でも私は、あえて少し難しい方を選びました。
その方が、長く付き合える気がしたからです。
少し良いギターを選んだ理由
ギターは、本当に安いものからあります。
初心者なら、まずは手頃なギターから始めるという考え方もあります。
それはそれで正しいと思います。
でも私は、あえて少し良いギターを選びました。
理由は、初心者のうちからでも、きれいな音を聞きたかったからです。
そしてもうひとつは、簡単にやめないためです。
「せっかく良いギターを買ったのだから、ちゃんと続けよう」
そう思える一本を、自分のそばに置いておきたかったのです。
これは、自分に無理なプレッシャーをかけるというより、未来の自分への投資のようなものかもしれません。
若い頃のように、ただ上達だけを追いかけるわけではありません。
音を聞いて、自分の心が和む。
一日の終わりにギターを抱える。
少しだけ指を動かす。
それだけでも、十分に豊かな時間になります。
私が選んだYAMAHA CG192C
私が今練習に使っているのは、YAMAHA CG192Cというクラシックギターです。
YAMAHA CG192Cは、表板に米杉単板、裏板と側板にローズウッド、指板にエボニーを採用したクラシックギターです。
chuya-onlineの商品説明でも、米杉単板の表板、ローズウッドの裏板・側板、マホガニーの棹、エボニー指板などの仕様が紹介されています。
初心者の私には、まだまだもったいないくらいのギターかもしれません。
でも、毎日手に取る楽器だからこそ、音色が好きだと思える一本を選びたいと思いました。
うまく弾けなくても、きれいな音が少し鳴るだけで気持ちが落ち着きます。
これは、60歳からの趣味としてとても大事なことだと思います。
CG192CとCG192Sで迷った理由
YAMAHA CG192シリーズには、私が選んだCG192Cと、もうひとつCG192Sがあります。
どちらにするかは、かなり迷いました。
大きな違いは、表板の材質です。
CG192Cは杉、いわゆるシダー材。
CG192Sは松、いわゆるスプルース材です。
ヤマハの仕様でも、CG192CはSolid Western red cedar top、CG192SはSolid European spruce topとされています。
一般的には、スプルースの方がクラシックギターの本流というイメージがあるのかもしれません。
実際、私も最初はCG192Sの方が人気なのかなと思っていました。
でも私は、あえてCG192Cを選びました。
理由は、杉の方が最初から音がしっかり鳴ってくれるように感じたからです。
松のギターを時間をかけて鳴らしていく楽しみもあると思います。
でも、今の私には、最初から柔らかく、温かく響いてくれる杉の音が合っている気がしました。
60歳から始めるギターです。
難しさに挑戦したい気持ちはあります。
でも同時に、毎日手に取ったときに、少しでも心が和む音であってほしい。
そう考えると、CG192Cを選んで良かったと思っています。
chuya-onlineで納得できる価格で購入
価格面でも、CG192Cには魅力がありました。
いろいろ探している中で、私はオンライン楽器店のchuya-onlineでCG192Cを購入しました。
CG192Sの方が高めに出ている印象もあり、音色と価格のバランスを考えても、私にとってCG192Cはとても満足度の高い選択でした。
もちろん、価格は時期やショップによって変わります。
でも、私が購入した時点では、かなり納得できる買い物でした。
初心者だから安いギターで十分。
そういう考え方もあります。
でも私は、初心者でも中級者になってからも長く使える一本を選びたかったのです。
「このギターと一緒に、10年ではなく一生付き合っていこう」
今はそんな気持ちで練習しています。
私が実際に選んだクラシックギターはこちらです。松のCG192Sとも迷いましたが、私は杉の温かい響きに惹かれてCG192Cを選びました。60歳から指弾きに挑戦したい方、長く使える一本を探している方の参考になればうれしいです。
観客席にも人生があった
今回のコンサートでは、観客席も印象的でした。
会場を見渡すと、私よりも年上と思われる方も多くいらっしゃいました。
少し笑ってしまったのですが、コンサートが始まって暗くなった途端、前の席の方が眠ってしまいました。
お酒を飲んでから来られたのかもしれません。
アンコールの頃にようやく目を覚まされたようで、「それは少しもったいないな」と思いました。
また、開演から40分ほど経つと、席を立ってトイレに行かれる方もちらほらいました。
やはり年齢を重ねると、長時間のコンサートも体力勝負です。
ちなみに私は、100分近いコンサートをトイレに行かずに最後まで楽しめました。
ここは少しだけ、自分をほめておきたいと思います。

ボズ・スキャッグス名古屋公演セットリスト
今回の名古屋公演では、代表曲だけでなく、ブルースやR&B色の強い曲、新しい作品につながる曲まで、ボズ・スキャッグスの幅広い音楽性を感じられる内容でした。
現時点でsetlist.fmの名古屋公演ページには曲名が未登録のため、下記は複数のSNS投稿やライブ記録ブログで確認されている情報をもとにしたものです。東京公演では同様の曲順がsetlist.fmにも掲載されています。
- What Can I Say
- Sierra
- Drowning in the Sea of Love
- Slow Dancer
- It All Went Down the Drain
- It’s Over
- Harbor Lights
- Call That Love
- Thanks to You
- Radiator 110
- Somebody Loan Me a Dime
- Lowdown
- Breakdown Dead Ahead
アンコール
- We’re All Alone
- Lido Shuffle
- You Never Can Tell
こうして見ると、『Silk Degrees』の代表曲だけでなく、ブルースやR&Bのカバー、近年の作品まで幅広く入っています。
私にとっては、「We’re All Alone」と「Lido Shuffle」がアンコールで聴けたことが本当に大きかったです。
懐かしさだけではありません。
今のボズが、今の声で歌うからこそ響くものがありました。
コンサート後に聴き直したくなった作品
今回のコンサートから帰ってきて、あらためてボズ・スキャッグスを聴き直したくなりました。
特に『Silk Degrees』は、AORを語るうえで外せない名盤です。
そして最近のボズを聴くなら、2025年に発表された『Detour』も気になります。
『Detour』は7年ぶりのスタジオアルバムで、ジャズ・スタンダードへの愛情が込められた作品として紹介されています。
昔の思い出だけでなく、今も現役で音楽を続けている姿を感じられる。
そこが、今回のコンサート後にもう一度聴きたくなった理由です。
今回のコンサートをきっかけに、あらためて聴き直したくなった作品です。懐かしい名曲から、今のボズの表現まで楽しめます。
60歳の私が82歳目前のボズからもらったもの
帰りの地下鉄で、私はボズ・スキャッグスの年齢をあらためて調べました。
70代前半くらいかなと思っていました。
ところが、2026年6月で82歳。
驚きました。
そして、ものすごく刺激を受けました。
82歳目前で、あれだけ歌い、ギターを弾き、観客を楽しませる。
それは才能だけではできません。
日々の鍛錬。
体調管理。
音楽への愛情。
そして、人前に立ち続ける覚悟。
そのすべてがあって、あのステージがあるのだと思います。
私は今年60歳になりました。
定年も経験しました。
再雇用という新しい働き方にも入りました。
でも、あのステージを見て思いました。
60歳は終わりではありません。
まだまだこれからです。
むしろ、ここからが本当の意味でのボーナスタイムかもしれません。
定年後は、懐かしいものに会いに行く時間
若い頃に好きだった音楽。
昔行ったコンサートホール。
もう一度聴きたい曲。
そういうものに、今あらためて会いに行く。
これは定年後の楽しみ方として、とても豊かな時間だと思います。
懐かしさに浸るだけではありません。
昔の自分と、今の自分をつないでくれます。
そして、これからの自分に力をくれます。
今回のボズ・スキャッグス名古屋公演は、私にとって単なる音楽イベントではありませんでした。
15歳の頃の自分。
大学時代の自分。
仕事を頑張ってきた自分。
定年を迎えた自分。
そして、60歳からギターを始めた今の自分。
そのすべてが、会場の中でつながったような夜でした。
まとめ|60歳からでも、人生はまだまだ面白い
ボズ・スキャッグスのステージは、82歳目前とは思えないほど力強く、そして美しいものでした。
声量。
裏声。
ギター。
バンドとの一体感。
そして、観客を包み込むような空気。
どれも本当に素晴らしいものでした。
年齢を重ねても、現役でいられる。
好きなことを続けることで、人は誰かに元気を与えられる。
今回のコンサートで、私はそのことを強く感じました。
そして私にとっては、60歳から始めたギターを「一生の趣味にしてもいいんだ」と思わせてくれた夜でもありました。
定年後は、人生の終わりに向かう時間ではありません。
好きだったものにもう一度会いに行く時間。
新しい刺激を受ける時間。
そして、自分自身もまだ成長できると感じる時間です。
ボズ・スキャッグスの歌声に、そんなことを教えてもらった夜でした。
60歳からでも、人生はまだまだ面白い。
ギターも、音楽も、旅も、ブログも、YouTubeも。
これからも、自分の心が動いたことを大切にしながら、定年後のボーナスタイムを楽しんでいきたいと思います。
まとめ
ボズ・スキャッグス名古屋公演はいつ、どこで開催されましたか?
2026年5月26日に、岡谷鋼機名古屋公会堂で開催されました。公演タイトルは「ONE FOR THE ROAD」です。私にとっては、大学時代に大阪フェスティバルホールで観て以来、40年以上ぶりにボズ・スキャッグスのステージを体験する時間になりました。
ボズ・スキャッグスは何歳で今回のステージに立っていたのですか?
ボズ・スキャッグスは1944年6月8日生まれです。今回の名古屋公演時点では81歳で、2026年6月には82歳になります。82歳目前で、約100分のステージを休憩なしで歌い、ギターも弾く姿に大きな刺激を受けました。
「We’re All Alone」が“オーラロン”のように聞こえるのはなぜですか?
私の耳には、昔から「We’re All Alone」が“オーラロン”のように聞こえていました。ボズ・スキャッグスはオハイオ州生まれですが、オクラホマやテキサスで育ち、10代からブルース、R&B、初期ロックンロールに親しんでいます。そのため、南部的な音楽の響きや、ブルース・R&Bの歌い回しが発音にもにじんでいるのかもしれません。
ボズ・スキャッグスはAORの人ですか?
AORの代表的なアーティストとして語られることが多いですが、それだけではありません。私にとってのボズ・スキャッグスは、ブルース、R&B、ソウルの土台を持ちながら、それを都会的で洗練された音楽に昇華したアーティストです。だからこそ、40年以上たっても古びず、今聴いても心に残るのだと思います。
60歳からギターを始めても遅くないですか?
今回のコンサートを見て、私は「遅くない」と強く感じました。82歳目前のボズ・スキャッグスが、歌いながらギターを弾き続けている姿を見て、ギターは10年だけの趣味ではなく、一生の趣味にできるかもしれないと思えました。上手い下手よりも、自分のペースで音を楽しむことが大切だと思います。
なぜクラシックギターを選んだのですか?
私がやりたかったのは、ストロークで「ジャーン」と弾くことではなく、指で弾いて美しい音色を奏でることでした。誰かとセッションするよりも、1本のギターで自分の時間を豊かにしたかったのです。クラシックギターはごまかしがききにくく難しいですが、その分、長く付き合える楽器だと感じています。
YAMAHA CG192Cを選んだ理由は何ですか?
初心者でも中級者になってからも使える、少し良いギターを選びたいと思ったからです。CG192Sとも迷いましたが、私は杉の温かい響きに惹かれてCG192Cを選びました。うまく弾けなくても、きれいな音が少し鳴るだけで心が和みます。60歳からの趣味として、これはとても大事なことだと思っています。
このコンサートで一番心に残ったことは何ですか?
一番心に残ったのは、82歳目前でも現役で歌い、ギターを弾き、観客を楽しませる姿です。懐かしい音楽を聴きに行ったつもりでしたが、実際にはこれからの自分の人生に背中を押してもらう時間になりました。60歳からでも、まだまだ人生は面白くできる。そう感じた夜でした。
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